瓦 の 歴 史 瓦の伝来 瓦が日本に伝来したのは1400年以上前、飛鳥時代の始まる少し前である。中国から朝鮮を経由して伝来したという記録が残されている。
百済から588年に4人の瓦博士が渡来したという記録が日本書紀にある。
国内の技術者による本格的な国産化は607年に建立された法隆寺で、百済から渡来した瓦博士の手を離れ、わが国の瓦大工が独自の技術で瓦を製造したと言われている日本人が発明した桟瓦 われわれが瓦として、まず想像するのは和瓦と呼ばれるもので、その形状はわが国独特のものである。
和瓦は桟瓦とも呼ばれているが、これを発明したのは西村半兵衛で、三井寺の瓦工として10年の歳月を費やして作りだしたと言われている。
しかし彼が発明したのが現在見られるような桟瓦であったのか、平瓦と丸瓦を一体化させたローソク桟瓦であったかは定かではない。また彼は軽量の瓦を開発するため江戸に火除け瓦を見に行き、これをヒントに桟瓦を開発したとも言われている。
当時この桟瓦を関東では江戸葺瓦、関西では簡略瓦と呼ばれていた。瓦 の 製 法 瓦は粘土を成形し、高温で焼き上げて製造されます。その製法の違いにより、次のジャンルに分けられます 釉薬瓦 陶器瓦 瓦の表面に釉薬をかけて多彩な色を生み出します
種類 窯 焼成温度 主な産地 フリット釉 酸化窯
1000℃〜1100℃ 三州瓦 生釉 還元窯
(燃料1に対して空気を1未満に落とす)1200℃〜1300℃ 越前瓦 いぶし瓦 焼成の最終段階で瓦をいぶし、表面に炭素を主成分とする被膜をつくることからこの名があります。 無釉薬瓦 釉薬を使わずに焼き上げるもので生地に粘土以外のものをまぜる練り込み法や、自然なへんかを追及した窯変瓦などがあります。
塩焼瓦 塩を使って表面を独特の赤褐色に焼き上げる 瓦 の 種 類 J形 伝統的な和瓦の系譜を受け継ぐデザインです。日本建築が培ってきた屋根瓦の伝統美を基本モチーフとし西洋建築のアイデアや工夫を積極的に取り入れ現代建築にかかせない屋根瓦となっています。 F形 平面を意味するフラットに由来します。山と谷の凸凹をなくした平板状が特色です。全体の印象はすっきりとした西洋感覚あふれるモダンな屋根に葺きあがります。陶器瓦ならではの美しい色彩と優れた耐久性を兼ね備え、総合的なバランスに優れた屋根材として定評があります。 S形 西洋建築とともに移入されたデザインでSはスパニッシュに由来します。かってのスパニッシュは山と谷が別々の瓦で構成されていました。そそれを改良したのがS形で、山と谷一体となった一枚の瓦で形成されています。
地中海沿岸の建築をイメージさせるような洋風感覚あふれる屋根に葺きあがります。本葺形 飛鳥時代に大陸から伝わった形状がこのタイプで、江戸時代までの瓦葺き屋根は全てこの形であった。
現在も社寺建築や高級住宅に葺かれています瓦 の 産 地
名称 県名 年間生産枚数 三州瓦 愛知県 6億2500万枚 石州瓦 島根県 1億6900万枚 淡路瓦 兵庫県 1億63万枚 越前瓦 福井県 1700万枚